引き出しとポケットで行われる日常が、その風景がカノンのように。そして、共に住むことの楽しさが、まちへと響くカノンのように。こんな詩的風景が、さらに魅力的なまちを展開すると期待をこめて。
解放的で曖昧な境界は、お互いの心の豊かさの上で成り立つコミュニティをつくる。それは与えられたコミュニティではなく偶然性のコミュニティ。それは今までとちがった楽しさでもある。
引き出しとポケットで、無意識のなかで行われる日常が風景をつくっている。それは独立した旋律のよう。その旋律は、カノンのように重なり合い、響き合い、共に住むことの楽しさをつくっている。そしてそれは色々な演奏をしながら音楽のようにまちの風景として溶け込んでいく。