amaya用語辞典テラスハウス
 
テラスハウスってナニ?
 本来テラスハウスとは、共用廊下・エントランスホールなどの共有スペースを持たない集合住宅のことで、玄関から直接外部へ出入りが可能で、専用の庭などもあって、隣戸と壁一枚で接している戸建といえます。このテラスハウスが集会場・公園・オープンスペースなどのコミュニティ施設を持ち、そちらに重点を置いて、家自体はやや小さめに造ってある場合は『タウンハウス』と呼ぶのだそうです。海外の小説や映画などに時々出てきますね。
 テラスハウスは最近出てきたもののように思われますが、実は昔からあるスタイルで、少ない土地に数件の戸建を建てるには、少しずつ離して建てるよりも壁一枚でくっつけてしまう方がムダが無いからでしょうか。もちろん昔はテラスハウスなどとは呼ばれておらず、建築基準法上も『長屋』に分類されていますが、いつの間にかこんなお洒落な名前で呼ばれるようになりました。
 建物の形式としては欧米では一般的ですが、テラスハウスという呼び方は日本独自のもののようですので、海外の方にはタウンハウスと説明する方が解りやすいかもしれません。
 しかし、テラスハウスと呼ばれるようになってからは、思わぬ弊害があるようです。賃貸物件を紹介しているサイトで、物件検索を利用される方も多いと思いますが、テラスハウスの名称が付いている物件には、実はただの古い2階建ての家…などということもあるようです。間取り図も外観写真も無ければ、ついつい洒落た物件を想像してしまいますが、「隣接して同じデザインの家があり、両家の間隔がかなり狭い」などという場合、古い・汚いで借り手がつかなかったりすると、テラスハウスとしてサイトに載せてしまったりするようです。両家の物置が屋根でつながっているというだけで(しかも両家の間には塀あり)、堂々とテラスハウスと呼んでいる物件もありますので、家をお探しの際は気をつけてください。
 アマヤホームでは、テラスハウス形式の物件も含めてメゾネットと呼んでいますが、古い戸建物件をこのように偽るようなことはありません。安心してご利用ください。