【たけとり】板塀色

2018年11月29日

とうとう板塀が階段、廊下、ベランダなどにつけられました!

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本日は、板塀の各色の日本名のご紹介です!

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深紅(しんく)...深みのある真っ赤な紅色。真紅とも表記され、韓紅(からくれない)と同色です。
紅花はとても高価で染め上げるのに要する紅花は同じ目方の金に匹敵するほどの高値でした。

山吹色(やまぶきいろ)...支子(くちなし)の実を煎じて染め、わずかに蘇芳(すおう)の赤味をかけた色。
名前は黄色の花を咲かせる植物の山吹に由来し、平安時代より用いられてきた。

不言色(いわぬいろ)...暖かみのある鮮明な黄色。支子色の別名。支子の実と灰汁で染色された色です。
くちなし(口無し)にかけて不言色(言わぬ色)とされますが、古今和歌集などでも詠まれている古くから親しまれている色名です。

青磁色(せいじいろ)...やわらかい青みの緑色。青磁の発色は黄味、緑味、青味や濃淡の微妙な変化があり味わい深い色です。
日本の宮廷では秘色(ひそく)と呼んで珍重されていました。

常盤色(ときわいろ)...常緑樹の葉のように濃くて深い緑色。
「ときわ」は常に変わらぬ岩の意味で、常緑の樹木である松や杉の緑の葉の色名としました。
千歳緑と同様に不老長寿の願いが込められている神聖な色とされています。

碧瑠璃(へきるり)...濃い紫みの鮮やかな青色。瑠璃色の別名。
仏教の七宝の色彩の中で唯一の青の宝石が瑠璃であり、青の色の中で最上の青であることを称賛する美称の色を碧瑠璃と呼ぶことがあります。

桜鼠(さくらねずみ)...淡い紅色を灰みがかせた、わずかにくすんだ桜色。
色味に鼠がつく色は江戸時代初期頃から見られますが、桜鼠という色名は元禄以降に用いられるようになったのではないかと言われています。


階段は深紅から始まり、山吹色、不言色、青磁色、常盤色、碧瑠璃...という順番が繰り返されます。
各色の合間に桜鼠を挟み、外壁との色合いの調和をはかっています。

そしてベランダの板塀も同じ色を使っております。

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1階の板塀はまだですが、奥にちらりと見えている黄色味の板と茶竹の塀が作られます。(※写真は少し前のものです)

201と301は(室内から見て)左側のみ板塀がついています。
202と302は、ベランダに出た際の視線カットのために他の部屋の板塀よりも高めに作られています。

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202は左右に板塀がありますが、同じ配色になっています。
そして302は(室内から見て)左側とベランダの正面に板塀が並んでいます。


この色の並びを見てなんとなく思い浮かぶものがあるでしょうか?

そうです、「虹」です!

所謂「虹」といわれるものの配色と一致はしませんが、色の並びを赤から始めて「虹」と同じ並びの配色にしました。ただ無造作に並べるのでは勿体なく、実際にこの並びを見ると建物の覚えやすさもあります。

住んでいる建物の説明をするときに「虹色の板が目印」というのはとてもわかりやすく見た人を楽しませることもできますね。


次回はこちらの物件の名前「たけとり」についてご紹介します!

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