「ひより」を彩る8色の伝統色

2017年03月10日

「ひより」のデザインコンセプトは民藝運動の"用の美"をテーマとし、 インテリアカラーには日本の伝統色でまとめています。

日本人は、古来より四季を通じてさまざまな色合いを感じ、表現し、豊かな情趣で愛でてきました。 受け継がれてきた伝統色は、絵画や染織物、陶芸、詩歌、文学にも深く息づいています。
和の色につけられた名前は、どれも美しく優雅。 「ひより」では、そんな伝統色から8色厳選しています。

「瑠璃色」
濃い紫みの鮮やかな青色。 仏教の七宝の一つ。宝石の色にちなんだ瑠璃色も至上の色として神聖視されました。 洋名ラピスラズリ。
01~03号室の階段に取りいれられています。

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「半色(はしたいろ)」
中古の服色には緋や紫のように禁色とされた色があったが、なか でも浅い調子の色ならば許色とされた。半色はその程度の浅い色。
04号室に階段に取りいれられています。

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「菜の花色(なのはないろ)」
一面に咲く菜の花畑に見るやや緑みをおびた黄色。花と葉の色が 細かい点で並び混ざって見られるから緑みがかった黄色に見える。
05号室に階段に取りいれられています。

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「緋褪色(ひさめいろ)」
緋色のあせたようなにぶい調子の赤系色。赤には厄除けの信仰が あり、鮮やかな赤でなくとも厄除け効果を期待し赤色が使われた。
06号室に階段に取りいれられています。

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「木賊色(とくさいろ)」
古い色名。シダ類の木賊は茎が固く、これでこすって木面などを なめらかにするのに使われた。その茎の色からきた色である。
07号室に階段に取りいれられています。

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そして、各お部屋の壁や柱の配色となっているのが、下記の3カラーです。

「白橡(しろつるばみ)」
橡で染めた白茶色に近い色。ドングリの古名ブナ科の木の実。煎 じて染めた黒茶の衣類は身分の低いものの衣服として使われた。

「利休白茶(りきゅうしらちゃ)」
薄い灰みがかった黄褐色。茶人利休をイメージさせるが、利休が 活躍後江戸時代後期から名を借りた多くの色が生まれた。

「胡粉(ごふん)」
白色顔料の一つで日本画の絵具として用い、下塗りをして発色を よくしたり、他の絵具と混ぜて色調を出すのに用いられた。

日本人の美の心が生み出した伝統色。 その色を「ひより」で是非お楽しみください。

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