先日の連休に、娘(小学生)の社会勉強の為「江戸東京たてもの園」に行ってきました。
その名前の通り、古代から江戸、明治、大正、昭和に建てられた文化的価値の高い歴史的建造物を移築して屋外に展示。
復元して保存し、室内に入ってみることができるという歴史好きにはたまらない場所です。
江戸東京たてもの園は西ゾーン、センターゾーン、東ゾーンの3つに分かれています。
時期によっては工事・補修中で入れない事もあるので、お目当ての家がある場合は事前にホームページなどをチェックしておくといいですね。
まずは、西ゾーン。
こちらには、常盤台写真場、三井八郎右衛門邸、奄美の高倉、吉野家(農家)、八王子千人同心組頭の家、前川國男邸(建築家)、大川邸(田園調布の家)、 綱島家(農家)、小出邸(建築家)、デ・ラランデ邸があります。
↓常盤台写真場。
↓ボランティアスタッフさんも「すべてが規格外!」と絶賛されていた、三井八郎右衛門邸。
邸内はもちろんのこと、お庭も蔵もすごかったです。
↓吉野家(農家)、八王子千人同心組頭の家、綱島家(農家)。
八王子千人同心組頭の家は、江戸時代に配備された徳川家の家臣団です。
ちょうどそれぞれの家で火入れをしており、ボランティアスタッフの方のお茶をいただきながらお話を伺いました。
↓日本の近代建築の発展に貢献した建築家・前川国男邸。
切妻屋根に内部の吹き抜けと素敵なお家です。
↓大川邸(田園調布の家)。
大正14年に建てられた住宅で、当時では珍しい全室洋間!
レトロおしゃれな家です。
↓日本のモダニズム運動を主導した建築家・堀口捨己氏が設計した住宅。
当時、オランダで流行していたデザインと日本の伝統的な造形を合わせた作り。
センターゾーンには、尾張藩主徳川光友の正室・千代姫がその母・お振りの方(三代将軍徳川家光の側室)を供養した旧自証院霊屋、 高橋是清邸、西川家別邸(実業家)、旧宇和島藩伊達家の門、宗徧流茶人・山岸宗住が建てた会水案があります。
↓第20代内閣総理大臣・高橋是清氏の邸宅2階は、あの「2・26事件」現場です。
ひーえー!!
東ゾーンは、明治・大正・昭和の時代にタイムスリップしてしまったような街並み。
商家や居酒屋などが立ち並ぶ下町中通りでは、下町の風情を楽しむことができます。
ここは、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の世界観が味わえるとしても人気の場所です。
小寺醤油店、鍵屋(居酒屋)、仕立て屋、武居三省堂(文具店)、
花市生花店、丸二商店(荒物屋)、村上精華堂(小間物屋)、川野商店(和傘問屋)、
大和屋本店(乾物屋)、万徳旅館など...当時を再現。
お店と住居部分が一体化しているので、ちょっと裏方をみれば当時の生活や使っていた道具などがわかります。
特に注目を集めていたのが、子宝湯(銭湯)。
神仏仏閣をイメージさせる大型の唐破風や、玄関上の七福神、脱衣所の格天井など...
細部までが素晴らしい作りです。
まさに「千と千尋の神隠し」です。
見どころがたくさんあり、楽しめる事間違いなしです。
ちなみに、江戸東京たてもの園の入り口であるビジターセンターも、実は歴史的な建物。
昭和40年に皇居前広場でおこなわれた、紀元2600年記念式典のために建設された式殿・旧光華殿。
江戸東京たてもの園が開園するにあたり、ビジターセンターとして改修されたのです。
ブログでは紹介するのが難しいほど、魅力的な江戸東京たてもの園。
是非、機会があれば訪れてみてください。
おすすめスポットです!
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投稿者:いけだ | 日時:2019年2月12日 13:55
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