六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展
「建築の日本展 ~その遺伝子のもたらすもの~」
行ってまいりました!平日の開館早々にも関わらず大繁盛しておりました。
場所は六本木ヒルズ森タワー53階の森美術館。
「建築の日本展」では写真撮影可能場所、作品が決められておりましたので一部写真と一緒に展示のご紹介です。
作家名/作品名:北川原温《ミラノ国際博覧会2015日本館 木組インフィニティ》
*この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
中に入り一番最初にお目見えする迫力は圧巻です。
見る角度によって見え方が変わるのも特徴的でした。
数多くの模型や写真が展示されており、模型は「私なら何年かかるやら...」と何かあっても怖いので近づきすぎない距離で眺めてしまうほどに素晴らしいものばかりでした。
なにより模型があると写真ではわからない細かい部分も見ることが出来るので楽しいですね。
作品名:《待庵》
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
かの有名な千利休において「茶室」というものは「侘び寂び」を表現する特徴的な建築様式です。
茶室が原寸大で再現されている展示で、中に入り見学できるというのはめずらしく貴重な経験をしてきました!
本で見るのと同じだ、なんて思いながら中に入ると夏頃竣工した物件「やちよ」で取り入れた「下地窓」が目に入ります。
室内は成人の大人が3人でギリギリ、立ち上がると頭をぶつけそうなので中腰...しかしここで腰を落ち着かせ茶の湯を嗜むのだとすれば落ち着いた空間であったのだろうと納得できます。
作品名:《ブックラウンジ》
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
戦後モダニズム建築を彩ってきた近代の名作家具に実際に座ることが出来るラウンジ空間です。
職場でもちらほら有名作品と言われるチェアが置いてあるのですが今回は初めて見るものもあり、実際に座りながら並ぶ本を眺めました。
ここまでずっと歩きながら展示を見てきていたので小休憩にも適していました。
作品名:《住居(丹下健三実邸)》模型
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
世界に誇る日本人建築家の丹下健三さんの実邸を1/3スケールで再現した模型です。
ピロティ形式を採用して生活の主な活動を2階に集約しています。
模型ではわかりませんが、本来の実邸では2階の外周欄間部分がすべて素通りのガラスとなっていたそうです。
模型では吹き抜けで中を見ることが出来るのでぐるりと回りながら細かいところまで拝見できます。
作家名/作品名:斉藤精一+ライゾマティクス・アーキテクチャー《パワー・オブ・スケール》
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
最新技術のレーザーファイバーと映像を駆使して古建築から近現代建築までの日本建築を再現し3Dで体感できるスペースです。
ル・コルビジェのモデュロールや茶室、電話ボックスやプレハブ住宅など様々なものが液晶に映し出され、 それに沿った景色も鮮やかに表現されるので思わずじっと眺めてしまいました。
このように3Dで建築を体感できるというのも貴重な経験でしたが、これからの展示ではこういった最新技術を用いた表現方法というのも増えていくのかもしれませんね。
他にも撮影可能エリアはありましたが実際に行ってご覧になってみてください。
最後に「建築の日本展」のチケットを購入すると一緒に「TOKYO CITY VIEW」にも入ることができるのでお時間があればぜひ六本木ヒルズ53階の景色を堪能されることをおすすめします!
この日はちょうど晴れていたのでぐるりと一周しながら遠くの景色まで見ることが出来ました。(流石に綱島がどこらへんなのかはわかりませんでしたが...)
六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展「建築の日本展 ~その遺伝子のもたらすもの~」は今月の17日(祝)までとなっておりますので、お時間ありましたら行かれてみてください。
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投稿者:さくらい | 日時:2018年9月14日 12:13
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