世界でもっとも利用されているといえるマイクロソフト社製「Internet Explorer」。
最新版となる「8」の「ベータ2」が夏にリリースされていますが、正式版が早ければ年内（11月中という噂も！？）にも完成・公開される予定だそうです。
IE以外のブラウザとしては、Firefox、Safari、Chrome、Opera、Netscape等がありますが、圧倒的にIE利用者が多いですから、このIE8は無視できない存在。
ということで、先に「ベータ2」を試してみました。
まず気がついたのが、IE8はウェブサイトのメインドメインの文字を黒とグレーで強調表示されています（ドメインハイライト）。
単語やフレーズをハイライト表示すると青い矢印がついたボックスが現れ、Google検索等の選択肢が表示されます（アクセラレータ）。
頻繁に使うURLを探す手間を省くために、従来のようにアドレスバーの入力履歴を補完するだけでなく、閲覧履歴やお気に入り、RSSフィードのタイトル・URLを対象に検索し・絞り込んだ結果を一覧表示、さらに検索履歴から個々のURLを削除できる！？
現在のタブから新しいタブを開くと、関連した2つのタブの組み合わせが水色、青色、緑色の3種類色づけされ、関連性が分かるようになっています（タブグループ）。
他に、閲覧履歴を残さずにWebブラウズできる機能、一部の情報を切り取りいつでも最新情報を確認できる、フィッシング詐欺の疑いがあるアドレスへの警告、独立したプロセスのタグ等ありますが、全体的に高速化、安定性、検索性、これまで以上のWeb標準への対応、新しいレンタリングモード等が向上したように思います。
ただ、やはりこれまでのとは仕様が違うので、なんらかの影響が出ることも予想されており…つまり、これまでのIEでは、Web標準とは異なる実装をすることもできたわけで…製作者としては、ちょっとドキドキ？
正式版はリリースされていないので、最終的に仕様はどうなっているかは不明な点もありますが、今後の制作としては、やはりIE8が普及する上での対処は意識しておかなければならないことは否定できません。
ちなみに、今現在、IE7を利用するユーザーが増えてきてはいるものの、まだまだIE6が多い状態。
IE6がリリースしてから7年以上たっているにも関わらず、いまだに利用者が多いブラウザではありますが、新しいバージョンIE8、iPhoneのSafariやOpera Mobile等のモバイル環境等が普及しているなかで、過去のIE6の対応を行わないWebサイトやサービスが増えてきています。
IE8が正式にリリースされることで、Web業界にどんな変化がでるのか…ちょっと楽しみでもあります。
IE8の新機能はマイクロソフトのオフィシャルサイトで紹介されています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
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投稿者：いけだ | 日時：2008年11月 7日 11:54
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