京都の路地を歩いていて気がつくのは、ずらりと並んだ町屋。
ちょっと路地に入れば、木と土壁の外観がこころを和ませてくれます。
その機能美は今も変わらず生き、職人たちの技が感じられます。
他にも、門口の入口脇に取り付けられた床几「ばったり床几」や、泥棒除けの「忍び返し」など…都会では見られない、昔からの暮らしの知恵を伺うことができます。
なかには、デザイン的にもとても優れたものもあり、現代風にアレンジされているものもありました。
わたし的には「鐘馗さん」をいたく気に入ってしまって、観光している間、ずっと探していました。
家によって違う神様がいらっしゃるので、どれほどの種類の神様がいるのか探すのも楽しいですよ。
我が家にも是非、来ていただきたいです!
「外観だけじゃなく、室内も見てみたい」なんて思ってしまうのが京町屋の魅力。
ピッタリな場所が四条烏丸にある「四条京町屋(京都市伝統産業振興館)」です。
1910(明治43)年、鋼材卸商の隠居所として建てられたものを再生し、一般公開しています。
京町屋は仕事場と住まいが一体になっているのが特徴で、その「見世の間」が表通りに面した表屋造りとなっています。
住居部分もきちんと再現されています。
ただ、隣にあった倉庫部分はなくなり、代わりに伝統工芸品の販売と、茶房として改装されていました。
京都の観光客向けの飲食店や販売店は、この町屋の作りを取り入れたような室内になっていますので、観光前に見ておくと、面白いかもしれません。
催事があるとき以外は無料なので、観光前にお勧めです。
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投稿者:いけだ | 日時:2008年10月27日 16:28
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