突然ですが、「ケース・スタディ・ハウス」ってご存知ですか?
アマヤのデザイナーズ物件のコンセプトでも、たびたび出てくるこの言葉。
…の意味やうんちくはコンセプトページでも語っているので、あえてここでは語りません。
でも、意味なんかはわかっても、実際にどんな住宅が建築されていたのかはちょっと曖昧…。
と思ってたら、常務から素敵な(?)差し入れが届きました。
右側の本は「ケース・スタディ・ハウス プロトタイプ住宅の試み」。
京都工繊大の岸和郎氏と、雑誌都市住宅元編集長の植田実氏の共著です。
ロサンジェルスに計画された36の提案的住宅、ケーススタディハウスをめぐる議論と資料、建築関連の著名な方々や実際に住んでいる方へのインタビュー等を紹介する内容となっています。
低コスト、工業化されたプロトタイプ住宅の実験…それは日本の住宅にも影響を与えていることは否定できません。
写真や、イメージ図もありますが、あまりなじみのない人にはちょっと理解に苦しむ…ちょっとレベルが高い本です。
読みながらクエスチョン・マークが頭上を飛び交っていました…。
でも、左側のエリザベス・A・T・スミス著の「CASE STUDY HOUSES」と一緒に読むと、これがまたとてもおもしく読めるんです。
「CASE STUDY HOUSES」は建築デザインとそのプロジェクトの全貌を写真や図面とともに紹介しているので、「ケース・スタディ・ハウス プロトタイプ住宅の試み」を読みながら、出てくるCSH#をどんなものか詳細にみながら読めてしまう。
もちろん、「CASE STUDY HOUSES」だけでも十分に読めます。
あまり詳しくない私でも、すんなりと読むことができました。
もしアマヤのコンセプトページでたびたび出てくる「ケース・スタディ・ハウス」という言葉に興味を覚えたら、本屋さんで探してみてくださいね。
実際に家具も置いての写真なので、お部屋作りのイメージとしても楽しめます。
それにしても、当時は戦争の影響もあり、物質不足は否めない状況にあっても、暮らしや住まいや家具等にここまで興味をもち取り組んでいるのはすごいですね。
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投稿者:いけだ | 日時:2008年8月26日 17:57
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