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テキスタイルデザイナー脇阪克二の作品展『北欧の夢 ニューヨークの洗練 日本の情緒脇阪克二テキスタイルデザインの世界-女子美コレクションを中心に-』展が、5月17日(土)から6月29日(日)まで女子美アートミュージアムで開催されています。

s-脇坂浩二テキスタイル展.jpg

テキスタイルとは、簡単に言うと布地のテクスチャ-や、織り地のデザインの事です。
北欧家具の「IKEA」でも、テキスタイルのプリント布、そしてラグやカーテン、クッション等とそろっているので、ピンとくる人も多いはず。
一つ一つが強烈な個性を持っている、それがテキスタイルです。

脇坂克二さんはテキスタイルにおいて世界有数の「マリメッコ社」「ジャック・レノア・ラーセン社」「株式会社ワコールインテリアファブリック」の三社に在籍した唯一の日本人です。
今回の展示会では、デザインした布と手描きによるデザイン画を展示しています。
フィンランド、アメリカ、日本それぞれの視点を通じて表現された、プリント布の魅力が伝わってくるようです。

脇坂さんは24歳の頃にフィンランドに渡り、「マリメッコ社」で8年間、デザイナーとして在籍していました。
マリメッコ」といえば、1951年にアルミとヴィリア・ラティア夫婦によって”斬新・ユニーク・飽きのこない・美しい”商品を戦後のフィンランドに生み出したいという強い思いをコンセプトとして設立し、現在、世界40ヶ国以上にインテリアやファッションの布製品、及びそのプリントデザインを用いた製品を扱う、世界中に名が知られている会社です。
そこで1975年にデザインした「Bo Boo(ブ ブー)」は、定番ファブリックとして製造され続けています。
鮮やな車のデザインは、子供にも人気があり、マグカップ&プレートのセットやエプロン等、いろいろな製品に取り入れられています。

↓私も子供の頃の記憶に確かにあります。
懐かしい…。

wakizaka02.jpg

次に在籍した「ジャック・レノア・ラーセン社」では、ニューヨークのメトロポリタン美術館のカーペット等を手がけ、「株式会社ワコールインテリアファブリック」では斬新なデザインのテキスタイルプリントを発表しています。
現在は、「SOU・SOU」のテキスタイルデザイナーとして、今も変わらず活躍されています。
会場には、プリント布だけでなく、毎日欠かさずに続けている家族への絵葉書や、雑誌の表紙カバー、絵本なども展示され、ショップでは「マリメッコ」や「SOU・SOU」の商品も展示・販売されています。

実は私「SOU・SOU」の小巾折を愛用しています。
初めてみたとき、そのデザインに一目ぼれしました。
ちょっとした買い物や、休憩時間に大活躍です。

このほかスライドレクチャーやトークイベントなども企画されていますが、「あっ!」という間に、定員に達してしまったそうです。
すごいですね。
是非、お邪魔したかったです。
期間はもうわずかですが、機会があれば是非見に行ってみてくださいね。
学生ばかりかな…と思いきや、子供連れの主婦の方や、年配のおじさまもいたりと、幅広い層の方がいらしていました。
ちなみに、入館料は¥300、火曜休館です。


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投稿者:いけだ | 日時:2008年6月23日 18:24

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