
ふるーい下宿
2006/12/22
東京大学の近くの坂に添った路地にある、
1905年(明治38年!)に建てられた
下宿屋の『本郷館』。
木造3階建てで、驚くことに関東大震災をも乗り越え、
竣工から100年以上たった現在も問題なし!!
直径20センチもある立派なサクラの木の柱が
3階まで通っていて、頑丈に建物を支えているんだって。
いまも(!)東大生たちが住んでいる。中庭もあるよ。
でも、なかには入れなかったのが残念……。
こういった、すぐれた建築は長~く残ってほしいねっ☆

東京大学の近くの坂に添った路地にある、
1905年(明治38年!)に建てられた
下宿屋の『本郷館』。
木造3階建てで、驚くことに関東大震災をも乗り越え、
竣工から100年以上たった現在も問題なし!!
直径20センチもある立派なサクラの木の柱が
3階まで通っていて、頑丈に建物を支えているんだって。
いまも(!)東大生たちが住んでいる。中庭もあるよ。
でも、なかには入れなかったのが残念……。
こういった、すぐれた建築は長~く残ってほしいねっ☆
この本は『小屋の力』(ワールドフォトプレス刊)
という写真集。
普段なら見向きもしないようなオンボロな小屋。
その美しさと力強さを世界各国の写真で、
おもしろさと魅力を伝えているよ。
この本を見たあとは、きっと普段と違う小屋の見方になるはず。
あまやんの生まれた「小さなおうち」も(2006.10.3.)
とっても素朴で素敵な“小屋”だよ!
あまやんの仲間で
華道・龍生派出身のtokikoさん
のお宅のテーブルのお花だよ。
部屋にこんな、ちょっとした気づかいがあると、
心を豊かにしてくれるよね。
緑色の組み合わせが、とってもさわやかで
気を張ることなく、お客さんを迎えてくれる。
サスガ~、tokikoさん!
みて!この作業に取り組む姿勢!
鬼気迫るものがあって
びっくりしちゃうよねっ。
棟方志功さんは青森出身の版画家。
棟方さんは版画を「板画」と称して、
木版の特徴を生かした作品を一貫して作り続けたんだ。
『水のように風のように流れるように』と
掘りすすめるこの姿には、
あまやん、目をパチクリしてしまうよ!
ミュンヘン生まれのデザイナー、
コンスタンチン・グルチッチ
(Konstantin Grcic)の家具。
椅子とテーブルが一体になっているんだ。
機能と構造を絶妙に組合わせた洗練されたデザイン。
三角形(トラス構造)を上手く利用している。
木馬のような独特なフォルム。
馬に乗ってお仕事するって、
どんな感じなんだろう???
きっと、子どものころに帰ったような
楽しいキブンだろうね。
このグニャグニャしたオブジェ、
実は椅子なんだよー。
名前は「サッコ」。固定した形を持たず自由に動く
無数のポリスチレンの細かい小粒が中に入ってる。
ほとんど、どんな姿勢も受けとめて、体の輪郭に沿って形を
あわせることができるんだ。
スツールや安楽椅子、あるいは寝椅子としても使用する事ができて、
軽量で移動もラクチン。
この変な(?)家具は椅子の概念を根本から覆したデザイン。
1960年代後半のイタリアデザインの雰囲気が出ている、
椅子の歴史の中でも屈指の画期的な作品だよん。
コルビジェのパートナーとしても知られる
シャルロット・ぺリアンの椅子。
おどろいたことに、この椅子の製造は
「天童木工」っていう秋田県にあるメーカー!
3次曲面で成型合板をつくる高度な技術は
1950年代の日本にあったんだね。
積層の合板の木口の断面が
バームクーヘンみたいで美味しそう?
前にコルビュジエの『小さな家』を紹介したけど
これは『ル・コルビュジエ 建築家の仕事』
(すえもりブックス刊)という“絵本”
サブタイトルに
「絵本でみる近代建築のはじまり」ってある。
「建築家」ってどんなことをする仕事なのかが
よくわかる内容になっているんだ。
絵のタッチも、とてもカワイイし
子どもにも建築デザインの流れが理解できる。
有名なロンシャンの教会とかも出てくるし
巨匠の作品を振り返ることもできる大人でも楽しめる本だよ。
すさまじい勢いで普通の道具になった
“ケータイ”こと携帯電話。
その影でなくなっていってるのが
この公衆電話だね。
つい10年前までは、みんな使っていたでしょ?
あるときは、ずらーっと並んで。
街には公衆電話は、少ないながら残っているけど、
いまは、ヒトが全然いなくて、ちょっと寂しそう……。
たまには、あえて10円玉を握りしめて
公衆電話を使ってみるのも新鮮かも???
ここはJR代々木駅のホーム。
なんとなく見ると構造の柱がレールだ!
建築で使われる鉄骨のかわりに
使われなくなったレールが使われている。
気をつけて見てみると
古い私鉄の駅舎でも結構使われているよ。
建てられた当時は、まだ、そんな意識はなかったんだろうケド、
立派なリサイクル、リユースの発想だよね。
文京区の飯田橋のそばで見つけた看板。
「タバコ」って書いてある。
写真では分かりにくいけど
字が1センチ角くらいの
モザイクタイルで描かれてるんだ。
最近の看板やサイン類はアクリルとかだけど
昔は手技を使ったこんな仕事もあったんだね。
ふるい銭湯なんかでも、
こんな「タイル・アート」を見ることができるよ。
これは「字消し板」という
製図道具。
その中でも、これは、いろんな点線を
描くことができる便利なモノなんだ。
鉛筆で直線をひいて、この板をのせる。
そして、その上から消しゴムをかけると
いろんな種類の点線ができるんだよ。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
これからも、ゼペ爺の、いろんな道具を
紹介していくね☆彡
この道具は烏口(からすぐち)っていう
ものなんだ。
英語ではbow penっていうもの。
製図用の特殊なペンで、そのペン先のカタチが
カラスのくちばしに似ていることからこの名で呼ばれてる。
2枚の鉄板の間にインクを注入して線を引くんだよ。
ネジにで鉄板の間隔を調整することで、
線の太さを変更することができるんだ。
いまでは、扱いやすい簡単な製図ペンや、
コンピュータで描くことが多いから
あまり利用されなくなってきているケド、
伝統のある、大事にしたい道具のひとつだよ。
これは、パースや図面を
描くときのデバイダー(等分器)。
普通はコンパス状の針が付いたものだけど
これは、なんと一気に10分割できるスグレモノ!
形もメカニカルでカッコイイよねー。
今はコンピュータでできる作業だけど、
こんな“手わざ”のいるツールも
知っていてほしいな☆
きのうの絵と同じタッチで
描かれたドローイング。
インテリアの様子が、よく伝わってくるよね。
ササッと手早く描いた感じだけど、
スケール感や、プロポーションは
正確にとらえている。
テクニックよりも、イメージを、
きちんと伝えることが大切なんだな~~。
この絵、軽やかで
楽しげなスケッチでしょう?
パースの描き方に厳密でなくても
色使い、線の味わいで
こんな空間表現もできるんだ。
60年代の空気が伝わってくる
ステキなドローイングだよね。
考える人、ロダンの
ことばを紹介するね。
「線なるものは存在せず
ただ量のみが存在するのだと
―――描くときは
決して輪郭には意を用いず
凹凸(ルリエフ)に専念したまえ
輪郭を左右するものが凹凸なのだから
白と黒の玄妙な交響楽
―――陰影―――肉づけ(モドレ)
―――色彩―――美しい肉づけの花
ロダン」
うーん、ちょっぴり難しいケド、
読めば読むほど、じわじわとロダンの世界が
見えてくる気がするねー。
たぶん、世界でもっとも有名な裸の男のヒトのひとり。
オーギュスト・ロダンの『考える人』。
眉を寄せて、口には右手の拳が強く押しつけられていて、
筋肉は張り詰めて、爪先まで力がみなぎっているよ。
彼は、いったい何を考えているのでしょう???
きょうは、このポーズで考え事をしてみよう~
(って、ボクの体型じゃ無理だぁ…)
大好評!(?)ゼベ爺の
『うたの聞こえる風景』。第2弾は
「月の砂漠」だよん!
♪月の砂漠を、はるばると
旅のラクダが、ゆきました
金と銀との、くらおいて
ふたつ、ならんで、行きました
んー、イイ歌だぁ……。
昨夜は、夜空に、まん丸のお月さまが、でてた。
ところで、
この、「月の砂漠」って一体どこなのかな?
ふつうは「月が照らす砂漠のこと」って思うケド、
「月にある砂漠」を連想しちゃったよ。
月にはウサギもいるし、アポロ計画もあったね。
ラクダも大変だぁ~。
いよいよ12月。今年も、あとわずか。
この絵は「たき火」。
実は、ゼベ爺が描いたんだ(実は画家さん?…謎…)
♪垣根の垣根の曲がり角
たき火だ、たき火だ、落ち葉たき
あたろうか、あたろうよ
北風ぴぃぷぅ
吹いている
この歌のように、風が冷たくなってきたね~。
でも、こんな光景は、今の住宅地じゃムリ!
通報されちゃうよね。
世知辛い世の中に、なっちゃったもんだぁ~
(あまやん、今日は、ちょっぴり、しょんぼり……)。
ふるーい下宿