白鳥に座ろう♪

2006/11/30

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優美なフォルムの「スワンチェア」。
いまにも飛び立ちそうなデザインだね~。

デザイナーは有名な「アントチェア」(ありんこチェア)
の作者として、日本でもよく知られている
建築家・アルネ・ヤコブセンによるもの。

かつて、ウィーンで開かれた国際家具コンペで入賞した椅子で、
白鳥のように美しいことから「スワン」とよばれているんだ。

このヤコブセンの椅子で、今月の怒涛の椅子シリーズは一休み…。

まだまだ、紹介したい椅子はいっぱいあるから、
これからも、ちょこちょこ採り上げていくねー♪

カンチレバーチェア

2006/11/29

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おっと、忘れちゃいけない
世界3大建築家のひとり
ミース・ファン・デル・ローエ(長いなぁ…)
の椅子でーす。

カンチレバー(片持ち構造)といって
浮いたカンジの軽やかなデザイン。
4本足が普通だった1920年代には
すごく斬新なカタチだったはず!

モダンデザインの象徴みたいな椅子だなぁ。

これは籐張りだけど、革張りや
背の低いタイプ、子ども用と
いろんなバリエーションがあるよ。

曲げ木のトーネット

2006/11/28

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トーネットの「14番の椅子」
という名前で知られるロングセラー。
定番中の定番。
カフェでも、よく見かけるよね。

ブナの木を湯気で蒸して柔らかくして
型に入れてつくる“曲げ木”の手法で
つくられているんだ。

これは、なんと19世紀半ばのデザイン!!!

140年以上すぎた今のモダンなリビングにも
マッチする、優美でシンプルなカタチだよ。

マッキントッシュのイングラム

2006/11/27

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マッキントッシュっていっても
コンピュータじゃないよーん。
スコットランドの建築家なんだ。

「ヒルハウス」っていう独自の
アール・ヌーボースタイルの
住宅でも知られているよ。

これは「イングラム」と名づけられた椅子。

マッキントッシュはハイバック(背の高い)
の椅子で知られているけど、
これは比較的低めだから
日本の部屋でも似合いそうだねっ!!!

イームズ2

2006/11/26

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今月いっぱい続くよ、椅子特集。
これは、外せないイームズの
DCW(ダイニング・チェア・ウッド)だよ。

先月は、ゼベット爺のイームズの
オフィス・チェアを紹介したけど、
これは、ダイニングチェア。

前脚、後足、背骨、座、の5つの
成型合板の部材を、組み合わせて
つくられているんだ。

1940年代に作られたとは思えない
モダンなデザイン。

ウッディなダイニングに置きたくなる椅子だよねっ。

剣持勇のスツール

2006/11/25

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日本のモダンデザインの先駆者、
剣持勇デザインのスツール。

日本のトーネットと呼ばれる(?)
曲げ木の家具メーカー「秋田木工」
の製造で、1955年に発表されたもの。

スタッキング(積み重ね)ができるのも特徴。

今でも、よくラーメン屋とかにもあるんだけど、
張り布を市松模様にしたら、こんなにモダンになったよ☆

ロマンスカーのシート

2006/11/24

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この椅子は小田急ロマンスカーの
新型車両“VSE”のもの。

電車のシートなんだけど設計は
関西空港をレンゾ・ピアノとともに
つくった建築家・岡部憲明さん。

建築家のデザインだから
インテリアも充実。
写真ではわかりにくいけど、
とてもユッタリとした座席なんだよ。

箱根に行くことがあったら
ぜひ乗ってみて。オススメだよん!

ゲイジュツは爆発だぁ

2006/11/23

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この椅子の作者は「太陽の塔」でおなじみの
“あの”岡本太郎なんだ!

「彩りイス」って名づけられた、
この椅子は4色の糸を
気のむくままに絡ませた実験的なもの。

岡本太郎は1960年代に
「座ることを拒否する椅子」っていう
座れない(!)椅子も発表してたけど、

この椅子は意外(?)なことに
座りやすかったよ! サスガ天才!!!

バスストップで

2006/11/22

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バス停にはいろんな椅子があるよ。
左はオフィスチェア、
右はダイニングチェアみたい。

近所の人がいらなくなった椅子を
置いてるのかも知れないな。

便利だけど、ちょっぴり淋しげにみえるなぁ~。

バス停にも、ひょっとしたら
お宝の年代モノの椅子が
置いてあることがあるかも……。

これからは注意して、みてみよう、っと!

地下鉄のホームで

2006/11/22

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地下鉄・大江戸線のホームにあった、
椅子というよりは、ベンチだなぁー。

なんと、座面がガラスブロックで、できてるんだ。
なかなかシャープだよね。

東京メトロ・大江戸線の駅は、
いろんな設計者が参加して
新鮮な駅舎やホームのデザインをしてるよ。

駅ごとに椅子も違う形で、オリジナルで作られてるから
機会があったら、チェックしてみて~☆


座面がタタミの椅子だよ

2006/11/21

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これも、ゼベット爺の椅子。
とっても、かわいい☆彡
でも、ちょっと変わった感じがしない?

普通のアンティークの椅子に見えるけど
座が畳に変えてあるんだ!

和と洋が上手くマッチしてるよね~。
それに、とっても、すわりやすい。

やるな~! ゼベ爺さ~ん!!!

張り替えなきゃ!

2006/11/20

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この椅子は、あまやんの生みの親
“ゼベット爺”愛用の椅子なんだ。

作者はハンス・ウェグナー。
Yチェアとかも有名だよね。
北欧独特の木のナチュラル感がイイ。

さいきん座面が、ほつれて来たんだよ~。
でも「ペーパーコード」っていうヒモでできてるから
修理に出せば張り替えられるから大丈夫だいっ。

ちょうちょ、ちょうちょ

2006/11/20

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チューリップの次は蝶ってことで
「バタフライ・スツール」

作者はデザイナー・柳宗理。
家具はもちろん、自動車から土木まで
いろんなモノをでデザインした
日本を代表する工業デザイナーだよ。

2枚の成型合板を鉄の棒で連結しただけの
シンプルで美しいカタチ!!!

世界の美術館にも収蔵されている名作だっ。

咲いた咲いた~

2006/11/20

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建築家・サーリネンの
「チューリップ・アームチェア」

その名の通りのイメージ。
ワイングラスのようでもあるね。

サーリネンは一体成型でつくりたかったらしいんだけど
座はFRP、脚はアルミでできてるんだ。

1950年代当時、一本脚の椅子は斬新だったんだろな~

ジーグザグザグ♪

2006/11/20

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「ジグザグ」って名前の椅子。
デ・スティルの建築家・リートフェルトのデザイン。

4枚の板だけで構成されているんだよ。
ジョイント部にはこの形でもつように
補強材が挟み込まれてる。

この椅子1934年のものだ。びっくり!!!

Chair・Chair・Chairs!!!

2006/11/16

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椅子には、いろんなモノがあって楽しい!
ヒトみたいに、表情があるよね。

建築家がデザインした椅子、
公共の場の椅子、
働く椅子、
名もない椅子…。

これから、いろんな椅子を
紹介していくね☆

こんにちわ♪チェア

2006/11/14

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背に“Hello”と刻み込まれたこの椅子は、
上野の美術館のテラスにあったんだ。

座る人を“こんにちわ~”って
受け入れてくれる気がしない?

こんなに遊び心のある椅子イイよね。
思わず座っちゃったよ~。

世界の住宅をめぐる冒険

2006/11/08

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建築家の中村好文さんが書いた『住宅巡礼』。
世界の歴史的な名作住宅をめぐる旅の本だよ。

ル・コルビュジェの「小さな家」から
リートフェルトの「シュレーダー邸」、
マリオ・ボッタの「リゴルネットの住宅」など、
なかなか行けない場所も紹介してる。

著者みずから撮った写真、スケッチが
味わい深~い。

実際に建築の旅をしているような感覚を味わえる
感動的なオススメの一冊。

“超”かるーい椅子

2006/11/01

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この椅子は工業デザイナーであり建築家の
ジオ・ポンティが設計したもの。

その名も「スーパーレジェーラ」(超軽量)
重さはわずか1.7㎏(!!!)

女の人でも指1本で持ち上げられるんだ。
材料はトネリコという丈夫な木をつかっていて
断面は三角形にして強度も確保してる。

この洗練された椅子が50年も前にデザインされたなんて
信じられな~い!

これからも、優れた椅子をいっぱい紹介していくから
期待しててね☆